《全国の事例》

      
都道府県 地域名 概要
北海道 小樽市
小樽市保育園前のリゾートホテル建設問題。
地域で反対運動が盛上り、事業主が建築をあきらめた例です。建設阻止後も小樽市ではラブホテル規制条例が制定されることとなりました。
北広島市 北海道で初のラブホテル等建築規制条例ができた都市。
問題のホテルには当条例は間に合わず、ホテルは風俗利用されています。
山梨県   県内高校付近にウィークリーマンション建設と予定していた建物がラブホテルに。住民で反対運動を起こすもその声は行政に届かず。近年チェーン店化しているホテルにつき要注意。
富山県 富山市 市内黒崎地区通学路・住宅地でも偽装ラブホテルが建設されている。富山市では偽装ラブホテルを規制する要綱さえもなく、地元での署名1万人もを超える建設反対運動を経てようやく市の要綱が制定されることとなった。要綱制定は平成9年。現在まで、富山県警本部や富山市保健所などに嘆願・陳情を行うなど。この頃から国・地方がきちんと問題に取り組んでいたら、今はこんなひどい状況にならなかったでしょう。

参考:読売新聞1 参考:読売新聞2

千葉県 柏市 昭和57年に建築されその後平成22年ごろから廃業していたホテルの付近は住宅街と様変わりしていました。偽装ラブホテル営業していたホテルも廃業しているので、環境面で安心して住んでいたところ、その廃業していたホテルが、ホテルの営業の権利ごと違う業者に売っており、買い取った業者がそのホテルを改装しだし、ビジネスホテルとして営業?しだすとか。付近説明会を求めるも早急には行われず、改装の状況を聞く限りどうみてもラブホテルらしきものに改装される予定。そのホテルの前は小学校の通学路でもあり、以前偽装ラブホテルとして営業されていたときは、駐車場から急発進する車などと小学生の接触事故もあったことも。ラブホテルは密室で匿名性の高い場所となっているため、薬物使用の温床の場ともなっています。最近脱法ハーブなども問題視されており、こういったホテルで使用されることや、未成年者が性犯罪に巻き込まれるのも心配です。
東京都   現地は商業地で、小学校・病院などの施設から200m以上離れているが、小学校の通学路にビジネスホテル建設計画が。地域住民は、高い回転率の時間貸しのプランなどから、ラブホテルと懸念。業者と厳しい姿勢で話し合いをのぞみ、建築確認申請がおりているが、ホテル計画は一旦白紙に。
茨城県 つくば市 大学の近くにリゾートホテルが建設されるとなった問題。
昨年、建築確認申請は既に取り下げられています。地域自治会を中心とした委員会が建築主・設計会社に対して、ラブホテルと見なされない 外観・内部構造・運用を求めて交渉を行った。その結果、建築確認申請が取り下げられました。建築側がこれを取り下げた明確な理由は不明ですが、住民活動による影響である事は間違いないもよう。
また、同委員会はつくば市にラブホテル規制条例化の嘆願署名を提出。ラブホテル規制条例が制定されることになりました。H 20年9月つくば市議会に議案提出。同年12月施行されました。
大阪府 大阪市北区 大阪キタの曽根崎・西天満・太融寺町・兎我野町・堂山町・神山町ではバブル景気崩壊後,空き土地・空き店舗に「偽装ラブホテル」及び性風俗店の進出の勢いが増す事態になりました。
 大阪キタの玄関,曽根崎の「お初天神」や,数多くのスクープを報じたジャーナリスト黒田清氏ゆかりの「太融寺」の周囲にも「偽装ラブホテル」の波は押し寄せています。  保育園・「キッズプラザ大阪」・病院・公園・「駐大阪・神戸アメリカ総領事館」の目と鼻の先で「偽装ラブホテル」が濫立し,大阪市への申請上ではビジネスホテルを装いながら「実態はラブホテル」として営業しています。  
また,「無料案内所」も濫立し地域住民・商店街が一体となって風俗環境の悪化を防止するため「キタ歓楽街環境浄化推進協議会」が平成18年に立ち上げられ,「大阪ミナミの成功例」をお手本に行政・警察とともに環境浄化に取組んでいるところです。
 こうした状況の中,地域住民の間でも「西区本田小学校」の新聞及びテレビ報道,「神戸魚崎」の「偽装ラブホテルに対する住民運動」を取り上げたテレビ報道等を受けて「保育園等の周囲」に「偽装ラブホテル」が濫立している現在の状況が問題であると認識されつつあります。
大阪市西区 小学校の真隣にビジネスホテルが建築され、20年3月に営業されています。ビジネスなのにツインルームばかり。風営法上の学校施設から200m以内という規定を全く無視し、学校側のホテル建築はやめてほしいという声もきちんと教育委員会に伝わらず、建ててはいけないと言っていない・違法建築ではないという理由で建築確認・営業許可がおりてしまった事例。なんのための旅館業法?風営法?国の法律を考えさせられる問題。
20年6月、旅館業法に基づく施設構造基準条例改正
大阪市淀川区 淀川区では、普通の商店街と、風俗店がある商店街と2本の商店街がすみわけされていました。風俗店がある商店街もここ数年風俗紹介所が増え、老舗のお店が風俗店になったり、なんだか嫌な雰囲気に。ついに、普通の商店街と、風俗店がある商店街の間に、偽装ラブホテルが建設され、段々境目がなくなってしまうおそれがあり商店街の方は建設反対しています。
建設関係者が、枚方市で営業するホテルについて風営法違反で逮捕されているなど、信用できません。
兵庫県神戸市中央区 駅近くのビジネスホテルを改装し大手ラブホテルチェーンとしてリニューアル中の事例
付近に何の案内もなく大掛かりな改装。廃材は外にだしっぱなしなどずさんな工事が開始。おかしいと思った住民や事業者がホテル設計者に図面を申し出てわかったのがラブホテルへの改装計画。
      いつのまにか大手ラブホテルチェーンのラブホテル名とロゴの看板。オーナーは風営法違反で逮捕された経歴の持ち主。住民の要望を100%聞き入れ、だれがどうみてもビジネスホテルといった外観になるのか・・・。
      既にラブホテルロゴの看板をつけている時点で信用ができません。地域は町づくりをこれからおこなう意識の高い方ばかり。ラブホテル営業をしていては利用者が多くなるとは思えません。
神戸市東灘区
(魚崎南町ラブホテル建設問題)
東灘区は酒蔵の町として有名。魚崎の現場は倉庫街、向かいは住宅街。校区は日本一児童数が多い小学校区。現地はリゾート地でもなんでもないのにリゾートホテルいう業者。事業主は一切話合いの場にはでてこず、また、事業主代理の設計事務所が同じ区内他で偽装ラブホテルをいくつも設計しています。1万人以上もの反対署名の声は行政に届き神戸市の施設構造基準条例は改正され、当ホテルはタッチパネル禁止に。そんな程度で、ここという住民側の意見はのまず、住民側も渋々業者との建築協定を結ぶも、行政はこのホテルは住民の一定の理解を得たと解釈し、建築確認申請がおりました。平成21年11月、遂にホテルはオープン。やはりどうみてもラブホテルとしか思えません。
明石市 西新町にビジネスホテルとして申請しながらもツイン18室・トリプル10室という設定。反対署名は2万人以上にものぼり、明石市役所・西宮市の事業主へのデモ行進も計300人を超える地域一丸となった大きな反対運動。
各地域も明石市に問い合わせが殺到するなど、反対運動の手本となった地域。
明石市民の声を受け、ラブホテル問題が国会質問されるなどしました。
明石でラブホテル建築規制条例ができるも、肝心の当ホテルは適用除外。
20年5月18日オープン。
●衣川地域を考える会HP http://www.kinugawa-kankyo.jpn.org/
問い合わせ先 office@kinugawa-kankyo.jpn.org
姫路市

地域で反対運動の声が大きくなり、建築許可後にも関わらず、施主が建設中止を決めた例。
その後、同じ業者が休業中のホテルを改装するなど、結局法律が野放しにされているのでまた同じ問題に直面しています。

参考:姫路新聞

愛媛県 松山市 通学路付近に以前から偽装ラブホテルが。大規模修繕・増築をしたにもかかわらず届出をしていない可能性もあり、また廃材処分などの処理方法にも問題が?
福岡県 八女市 住宅街の中の通学路に建設されたホテル。建設当初はビジネスホテルとうたうも、結局は23年の風営法政令改正で4号ホテルに。
室内での卑猥な声などが外にもれており、防音対策はされておらず、前は通学路なため、子供にも悪影響。
ホテルベランダに裸で男性がでていたり。その悪質さぶりは利用者からもうかがえます。
学生服をきた男女も出入りしていたり、警察や保健所は何もしてくれないのか・・・。