ラブホテル問題モンダイ　リポートNO.2								2007.12.12
	（なぜ、ラブホテル規制キセイ条例ジョウレイ制定セイテイではなく、構造コウゾウ設備セツビ基準キジュン条例ジョウレイ改正カイセイなのか？）
	（１）現状ゲンジョウ
		全国ゼンコクで多オオくの市町村シチョウソンにいわゆる「ラブホテル規制キセイ条例ジョウレイ」が制定セイテイされている。
		しかし現在ゲンザイ、神戸市コウベシには、それが制定セイテイされておらず、神戸市コウベシの説明セツメイでは、これから先サキも
		制定することはむずかしいのではないか、というのである。
		政令指定都市であることが原因のようであるが、以下イカにその説明セツメイの詳細ショウサイを述ノべる。
	（２）政令セイレイ指定シテイ都市トシ以外イガイの市町村シチョウソンの場合バアイ
		まず、「ラブホテル規制条例」がある場合バアイ、つまり政令セイレイ指定シテイ都市トシ以外イガイの市町村シチョウソンの場合バアイであるが、
		旅館リョカン業ギョウ法ホウによる旅館業リョカンギョウの営業エイギョウ許可キョカは、都道府県トドウフケン知事チジから受ウける。（旅館リョカン業ギョウ法ホウ第ダイ三サン条ジョウ第ダイ１項コウ）
		それに対タイして、市町村シチョウソンには、「ラブホテル規制条例」の中ナカで、禁止キンシ事項ジコウや同意権、罰則バッソクを
		規定することができるだけで、旅館業リョカンギョウの許可キョカ・不許可フキョカをできない。
		さらに、旅館リョカン業ギョウ法ホウは旅館業リョカンギョウを営業エイギョウするための法律ホウリツであって、ラブホテルを規制キセイするものでは
		ないので、例タトえラブホテルであっても、構造的コウゾウテキ、衛生的エイセイテキに旅館リョカン業ギョウ法ホウをクリアすれば、営業エイギョウ許可キョカが
		おりる。
		つまり、市長シチョウが同意しなかったり罰則バッソクを適用テキヨウできても、罰金バッキンさえ払ハラえばラブホテルは
		建ってしまうのである。
	（３）政令セイレイ指定シテイ都市トシの場合バアイ
		政令セイレイ指定シテイ都市トシの場合バアイ、旅館業法による旅館業の営業許可は、市長シチョウから受ける。
		（旅館業法第三条第１項）
		もしここで、「ラブホテル規制条例」を制定セイテイすると、市長シチョウが旅館リョカン業ギョウ法ホウに基モトづいて営業エイギョウ許可キョカを
		おろすと同時に、「ラブホテル規制条例」に基モトづき、不フ同意ドウイや罰則バッソクを適用テキヨウすることになる。
		つまり、同オナじ人間ニンゲンが、許可キョカを与アタえながら、同意ドウイしないことは矛盾ムジュンするので、
		神戸市コウベシの姿勢シセイとしては「ラブホテル規制条例」をつくらないというのである。
	（４）問題モンダイ提議テイギ
		１．	東京トウキョウ都ト渋谷区シブヤクは、政令セイレイ指定シテイ都市トシと同オナじ扱アツカいであるにもかかわらず「渋谷区ラブホテル
			建築規制条例」を平成ヘイセイ１８年ネン６月ガツに制定セイテイしている。制定セイテイ後ゴ１年ネン半ハンも経タっているのに
			いまだに法律ホウリツの無効性ムコウセイを訴ウッタえられていない。神戸市も渋谷区シブヤクを見習ミナラってほしい。
			しかし、神戸市コウベシによると、渋谷シブヤ区長クチョウは構造コウゾウ設備セツビ基準キジュンがつくれないので、そこが
			違うのですという説明を受けた。
		２．	上記ジョウキの条例ジョウレイは、神戸市コウベシの旅館リョカン業ギョウ法ホウに基モトづく構造コウゾウ設備セツビ基準キジュン条例ジョウレイと内容的ナイヨウテキにほぼ同じである。
			しかし、神戸市コウベシの説明セツメイでは、旅館リョカン業ギョウ法ホウはラブホテルを規制する法律ではないため
			たとえば、車両シャリョウ出入デイり口グチの垂タれ幕マクや玄関ゲンカン前マエの遮蔽シャヘイ物ブツを規制キセイすることまではできないという。
			それならば、渋谷区シブヤクと同オナじく「ラブホテル規制キセイ条例ジョウレイ」を制定セイテイすることによって
			もっと突ツっ込コんだ内容ナイヨウのラブホテルを規制キセイする内容ナイヨウにできるのではないか。
		３．	愛知県アイチケン東郷町トウゴウチョウの事例ジレイのように、たとえ「ラブホテル規制キセイ条例ジョウレイ」に違反イハンして建タてられたとしても、
			業者ギョウシャは条例ジョウレイ違反イハンをして建築ケンチクした悪徳アクトク業者ギョウシャとして周知シュウチすることができる。
			また、宝塚市シのパチンコ屋ヤの事例ジレイのように賠償金を払ったとしても、神戸市民は、市長が
			それぐらい真剣シンケンに取トり組クんでくれているものとして、納得ナットクしてくれるのではないか。
		４．	政令セイレイ指定シテイ都市トシの場合バアイ、矛盾ムジュンが生ショウじるという事実ジジツ。このことは、政令セイレイ指定シテイ都市トシに住スむ者モノと
			そうでない者モノの間アイダに法ホウのもとの不平等フビョウドウを生ショウじさせている。
			国クニは旅館リョカン業ギョウ法ホウにおいて、この不平等フビョウドウを解消カイショウすべく、法整備ホウセイビをする必要ヒツヨウがあるのではないか。
			市議会でもこれらの問題をとりあげてもらいたい。
										（Ｍ）