ラブホテル問題モンダイ リポートNO.1 2007.12.10
         (なぜ行政ギョウセイは、ラブホテルを規制キセイできないのか?旅館業法の問題点にせまる)
(1)旅館リョカンギョウホウ 要旨ヨウシ抜粋バッスイ
ダイ三条3ジョウダイコウ 営業許可申請があった場合、構造設備基準に違反しておれば、許可キョカアタえないことができる。
問題モンダイテン許可キョカアタえないことができるが、アタえてもい。という解釈カイシャクかとオモわれたが
      担当課タントウカ確認カクニンしたところ、許可キョカをしないという解釈カイシャクであった。
ダイ三条3ジョウダイコウ 設置セッチ場所バショ学校ガッコウ児童ジドウ福祉フクシ施設シセツ社会シャカイ教育キョウイクカンする施設シセツ公民コウミンカンなど)の敷地シキチ周囲シュウイ
おおむね百メートルの区域クイキナイにある場合バアイ施設シセツ環境カンキョウイチジルしくガイされるおそれがあると
ミトめられるとき、許可キョカアタえないことができる。
ダイ三条3ジョウダイコウ ダイコウにおいて、許可を与える場合には、あらかじめ、その施設の設置によつて前項に掲げる
施設の清純な施設環境が著しく害されるおそれがないかどうかについて、校長コウチョウ教育キョウイク委員長イインチョウ
など定める者の意見を求めなければならない。
問題モンダイテン)許可を与えないことができるが、ダイコウ条件ジョウケンに与えても良い。という解釈。
      実際ジッサイに、大阪市オオサカシ西区ニシク本田ホンデン(ほんでん)小学校ショウガッコウトナリ建設中ケンセツチュウのラブホテルには
      この解釈カイシャクから、営業エイギョウ許可キョカがおろされるとみられる。
ダイジョウダイコウ 営業者エイギョウシャは、宿泊シュクハクシャ名簿メイボソナえ、これに宿泊シュクハクシャ氏名シメイ住所ジュウショ職業ショクギョウその事項ジコウ記載キサイし、
当該職員(神戸市コウベシ担当課タントウカ職員ショクイン)の要求があったときは、これを提出しなければならない。
問題モンダイテン確認カクニンのしようがないため、実質的ジッシツテキには虚偽キョギ内容ナイヨウであったり、ホテルガワ
      偽造しても罰則はないに等しい。
      また、宿泊シュクハクシャ名簿メイボはホテルガワキャクって、むのが原則ゲンソクとのこと。
ダイナナジョウ 神戸市長コウベシチョウは、営業の施設の構造設備が第三条第二項の規定に基く政令で定める基準に
適合しなくなったと認めるときは、当該営業者に対し、相当の期間を定めて、当該施設の
構造設備をその基準に適合させるために必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
問題モンダイテン施設シセツ構造コウゾウ基準キジュン条例ジョウレイ不適合フテキゴウであっても、改善カイゼンするようメイずることしかできない。
      違反イハン即時ソクジ罰則バッソクではない。
ダイハチジョウ 神戸市長コウベシチョウは、営業者が、この法律若しくはこの法律に基づく処分に違反したとき、又は
第三条第二項第三号に該当するに至つたときは、同条第一項の許可を取り消し、
又は期間を定めて営業の停止を命ずることができる。
問題モンダイテン施設シセツ構造コウゾウ基準キジュン条例ジョウレイマモらなければならない。という条文ジョウブンはどこにもないため
      施設構造基準条例に不適合であっても、営業エイギョウ許可キョカし、営業エイギョウ停止テイシにはならない。
      ただし、法律ホウリツモトづく処分ショブン改善カイゼン命令メイレイ)にシタガわない場合バアイは、営業エイギョウ許可キョカしに
      するとのこと。
      また、この法律ホウリツのほとんどは、手続テツヅジョウ行政ギョウセイガワ行動コウドウカンする条文ジョウブンであるため
      営業者エイギョウシャがこの法律ホウリツ違反イハンするということは、おもに営業エイギョウ許可キョカ取得シュトクせずに営業エイギョウしたり
      衛生上エイセイジョウ問題モンダイショウじた場合である。
      (第三条第二項第三号該当シャというのは、三年サンネン以内イナイ許可キョカしをけたモノ
ダイジュウジョウ シタに該当する者は、これを六月以下の懲役又は三万円以下の罰金に処する。
営業エイギョウ許可を受けないで旅館業を経営した者
改善カイゼン命令メイレイ、営業停止命令メイレイシタガわなかったモノ
問題モンダイテン罰則バッソク対象タイショウは、限定ゲンテイされている。違反イハン自体ジタイ罰則バッソク対象タイショウではない。
ダイ十一ジュウイチジョウ シタに該当する者は、これを五千円以下の罰金に処する。
規程キテイする以外イガイ人間ニンゲンタイし、宿泊シュクハクコバんだ場合バアイ
宿泊シュクハクシャ名簿メイボ提出テイシュツメイじられて、提出テイシュツしない場合バアイ
施設シセツり・検査ケンサコバんだり、モトめられた報告ホウコクをしなかったり、虚偽キョギ報告ホウコクをした場合バアイ
問題モンダイテン宿泊シュクハクシャ名簿メイボ偽造ギゾウされたものでも、この法律ホウリツでは罰則バッソクけない
      ただし、偽造ギゾウ証明ショウメイされた場合バアイ宿泊シュクハクシャ名簿メイボとしてミトめられないとのこと。
      また、「施設シセツ構造コウゾウ基準キジュン条例ジョウレイ不適合フテキゴウです」とミト改善カイゼンすれば、罰則バッソクけない。
(2)まとめ 営業者エイギョウシャは、改善カイゼン命令メイレイけた場合バアイのみ改善カイゼンすればよく、施設シセツ構造コウゾウ基準キジュン条例ジョウレイに違反すること
自体ジタイには、なんの罰則バッソクもない。また、その違反イハン状態ジョウタイモドしても罰則バッソクける規程キテイはない。
一般イッパン市民シミンかられば、ややこしい条文ジョウブンナカに、”罰則バッソク””許可キョカアタえない”という文言モンゴン
ハイっているため、きちんと規制キセイできるものと錯覚サッカクこす。
この法律ホウリツは、予算ヨサンりでの便宜ベンギ期待キタイする官僚カンリョウ政治家セイジカけ、業界ギョウカイ団体ダンタイ納得ナットクし、
国民を欺ける内容の条文を巧妙に作成したものとえる。
(M)